脳性麻痺のちゃまくん

重症新生児仮死で産まれ重度の脳性麻痺と診断された息子“ちゃまくん”について綴りたいと思います。

壮絶なお産②

 

どうやらそれまで元気だったおまめの心音が拾えないらしい…

 

ちゃまくんママ!!!

四つん這いになって!!!

 

え、四つん這い…!?こんなお腹痛いのに四つん這いなんて無理だよ…

 

と思いながら、頑張って分娩台の上で言われた通り四つん這いに。

 

こんなことしてる場合じゃない!!!!ストレッチャー持ってきて!!!オペ室手配して!!!速く!!

 

え、四つん這いは…!?え、何?何が起きたの!?え?え?え?

 

四つん這いの状態からそのままストレッチャーにゴロンと寝転がされて大勢のスタッフとともにLDRを飛び出した。

 

部屋の外で待たされていた夫が見えた。今まで見たことのない顔だった。血の気の引いた死にそうな顔…

 

そんな夫の横をストレッチャーが通り過ぎる時に一瞬手を握って、震える小さな声で、

 

頑張って…

 

うん…

 

それしか話せない程すごいスピードで運ばれていった私を夫はどんな思いで…胸が詰まる。

 

オペ室に向かうエレベーターの中で、赤ちゃん心拍戻ってるから安心してと看護師さんに言われた。

 

エレベーターの中でドッドッドッとおまめの心音が響いていたのを覚えている。

 

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オペ室に着いて、麻酔をして、おまめが産まれるまではあっという間だった。

 

そして…

 

「赤ちゃん泣かない…」

 

出産後、私の第一声だった。

 

おまめは事前に待機してくれていたNICUの先生に託された。

 

そのあと、また先生達がざわつき始めた。

 

どうやら子宮の収縮が悪く出血が止まらない様子。

 

子宮ゆるゆるだよ…見て、想像以上のゆるさだよ。どうする?子宮とる?

 

先生達の声が聞こえてくる。

 

そして、私は段々と意識が遠のいていく感覚に襲われた。とてつもなく怖かったのを覚えている。

 

このまま寝たら死んじゃう…

今寝たらダメ…

夫を置いては死ねない…

頑張れ…

 

そう思って手を握ってくれていた看護師さんにずっと話しかけて意識を保っていた。

 

今思うとあの時の意識が遠のく感覚は今までの人生で一番恐怖だった。

 

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半分意識のないまま手術は終わり、気が付いたら回復室にいた。

 

先生から説明があった。胎盤が数センチ癒着していたのと子宮の収縮が悪く、全血液量の半分出血したので病棟に戻ってすぐ輸血しますと。それ以外にも話していたが、覚えていない。

 

夫に会えたのはオペ室に向かってから4〜5時間後だった。

 

ごめんね…

 

何に対してのごめんねだったのか…今でもわからない。とにかく全てに対して謝りたかった…

 

 

壮絶なお産③に続く…

 

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