脳性麻痺のちゃまくん

出産時の低酸素により重度の脳性麻痺と診断された息子 “ちゃまくん” について綴っています。

もらって嬉しかった出産祝い~赤ちゃんはNICU~

 

待ちに待った赤ちゃんとのご対面…のはずが産まれてすぐ赤ちゃんがNICUに搬送なんてことはよくあっては困るけど、よくあることなんです。

 

NICUは常に赤ちゃんでいっぱいです。

 

今回は赤ちゃんがNICU (NICU卒業しGCUに移動した赤ちゃん含む) にいるママさんに送って喜ばれるだろう出産祝いについて私の経験から書きたいと思います。

 

  もくじ  

 

 

 

赤ちゃんがNICUにいるママの状況と気持ち

産まれてから想定外に赤ちゃんがNICUに搬送される場合と、産まれてすぐNICUに行くことが事前にわかっている場合があります。

 

どちらにせよ産まれてすぐ我が子がそばにいないということはとてもとても辛いことです。そして不安で不安で仕方ありません。

 

周りのママさん達が母子同室や授乳室、デイルームなどで赤ちゃんと触れ合っている姿を見るのが辛いというのが本音です。

 

どうして自分だけ…
私も母親らしいことしたい…

 

想定外のNICU行きの場合は、それに加えて、

 

何が起きたの…
何がいけなかったの…

 

などの感情で溢れかえっています。

 

何にせよ、私のせいだ…と自分を責めているママは少なくないと思います。というか、みんな自分を責めているのではないでしょうか。

 

私の場合、突然お腹の中でちゃまくんの心拍が停止して緊急帝王切開になり、重症新生児仮死として産まれたため、すぐにNICUに運ばれたので産まれて数日ちゃまくんを見ていません。詳しくはカテゴリー「出産」を読んでね♡↓ ↓ ↓

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私自身出血多量で生死を彷徨ったので、状況が飲み込めませんでした。

 

そして、自分を責め続けました。赤ちゃんが苦しいのに何で気付いてあげられなかったんだ…

 

頭の中は大混乱でした。

 

私の場合、赤ちゃんを産んだ実感もなければ、母親になった自覚すら持てなかったと言っても過言ではありません。だって妊娠中ずっと一緒にいた我が子が自分のそばにいないのですから…。

 

 

出産報告の辛さ

そんな大混乱の中、友人などに出産報告なんてしたくてもできません。それどころではありませんでした。それでもやっぱり妊娠中から気にかけてくれていた友人や親友などには頑張って報告しました。

もし出産報告とともに赤ちゃんがNICUにいるということも報告してくれた場合、「報告してくれてありがとう」とぜひ伝えてあげて下さい。

 

私はその言葉がとても嬉しかったです。勇気を出して報告したことを労ってもらえて気持ちが救われました。

 

 

初めて出産祝いをもらった時

出産時の入院期間は通常5〜6日です。しかし、私は出血多量だったことに加え、持病の経過観察のために3週間入院しました。

入院中に、飛行機でないと来られない遠方に住む妹がお見舞いに来てくれました。息子がいるNICUは両親と祖父母しか入れないので息子には会えないのに来てくれました。

そして「生きててくれてありがとう、出産おめでとう」と出産祝いをたくさん持ってきてくれたのです。

まずはちゃまくんのスタイとガラガラおもちゃ。ミキハウスの可愛いやつ♡

そして、身体中が痛くて座ることも難しかった私のために低反発のクッション。そして一人で泣いてばかりいたのでハンカチが欲しいとお願いしていたので可愛いタオルハンカチ2枚買ってきてくれました。

そして、地元の大好きなラーメン屋さんのラーメン。これはお土産かな(笑)

次々出てくるプレゼントに心踊りました。そして、この時初めて、私おめでとうって言われる立場なんだ!お祝いもらえる立場なんだ!

そう思いました。

そして、その後、次々と友人から出産祝いが届いたこともあり、出産した実感が湧いてきました。もちろんお祝いだけじゃなくてちゃまくんとの面会も出産した実感や母親になった自覚に繋がっています。

 


今まで出産祝いってあまり深く考えずに「おめでとう」って気持ちで贈っていたけど、出産した実感、母親になった自覚もプレゼントできる素敵なイベントだったのですね…!!!
 

 

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もらって嬉しかった出産祝いベスト3

そして実際にもらって嬉しかったものを紹介します。低出生体重児ではなく保育器には入っていないちゃまくんと私へのプレゼントですので、必ずしもみんなに当てはまる内容ではないかもしれません。参考程度に読んで頂けたら幸いです。

 

3位 現金

貰って一番困らないものではないでしょうか。私の場合、出産費用がとても高く出産育児一時金の42万円を引いても46万円程度の出費でした。

 

また、ちゃまくんの入院費はどうなるのだろうと不安だったので現金を頂きとても安心しました。

 

当時は子どもの医療費について全く知識がなかったので莫大なお金がかかると思っていました。日本の子どもの医療費制度は手厚いよ、という記事も書いたので見てみて下さい♡ ↓ ↓ ↓

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2位 ちゃまくん用のスタイや帽子

ちゃまくんは治療のためにおむつ以外裸んぼでいる期間が長かったです。そのため最初は裸んぼの写真ばかりでした。身体についているモニターや心臓手術後の傷口もはっきりと写ってしまいます。

 

それでも可愛いですし私は構わないのですが、親心としてそのような写真を人に見せるのは少し抵抗がありました。

 

それでもやっぱり可愛い我が子を家族や友人に見てもらいたい気持ちがあったので、スタイはとても助かりました。

 

スタイをして写真を撮ったので裸んぼ姿もモニター類も傷口も隠れて物々しさはだいぶ減りました。

 

帽子もNICU・GCUで可愛い写真を撮るのにはもってこいのアイテムです。

 

ただし病院や赤ちゃんの状態によっては私物の持ち込みができないところもあるので要確認です。特に低出生体重児NICUに入院している赤ちゃんはしばらく保育器に入ると思うのでお着替え等は難しいかもしれません。

 

持ち込みやお着替えOKなら「一緒に写真撮ってね」と、ぜひスタイや帽子、小さめのぬいぐるみなどプレゼントしてみて下さい。

 

 

1位 ブランケット

とても嬉しかったです。ブランケットは子どもがNICUに入院していなくても普通に嬉しいものかなと思います。子どものお洋服などは入院中に使用する時期が過ぎてしまうなんてこともありますが、ブランケットは時期がありませんしママのひざ掛けとしても使用できます。

 

そして、2位の理由と同じになってしまいますが、ブランケットはスタイよりも簡単に裸んぼ姿もモニター類も傷口も隠せます。また、ちゃまくんを抱っこする時におくるみとしても使用できました。

 

ママもちゃまくんも使えるブランケットはとても重宝しています。

 

 

まとめ

NICUやGCUにいて24時間ずっと一緒にいることができないので、私にとってちゃまくんの写真を自宅で見ることは活力と精神の安定に繋がっています。

 

私は少しでも病院にいることを思わせないような写真を撮りたかったので、スタイや帽子、ブランケットが上位にきました。お鼻やお口のチューブは隠せませんが、十分可愛い写真が撮れ、毎晩癒されています。

 

 

〜注意〜

先程も書きましたが、NICU・GCUは持ち込みできるできない、お着替えできるできないなど病院によって決まりがあります。

私はNICU・GCUの婦長さんから許可をもらって行いました。

 

 

まとまりがなく読みにくかったかもしれませんが、少しでも参考になればと思います…♡♡

 

 


 

 

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